ロングライドで一番やってはいけない走りを全部やった日

今日は外ライドに行ってきました。

走行距離は103.55km。
獲得標高は1123m。
走行時間は4時間2分。
平均パワーは172W、平均心拍は142でした。

数字だけ見ると、そこまで悪いライドではありません。

むしろ今年の6月7日に走ったときより、タイムは10分ほど速くなっています。

それなのに、今日の感想はひとこと。

惨敗でした。

原因はとても分かりやすいです。

前半で調子に乗りすぎました。

走り始めから妙に速度が出て、サイコンもろくに見ずに気持ちよく走っていました。

途中でちらっとパワーを確認すると、260W前後。

そのときは、

「やばっ、なんか速くなってる」

と完全に浮かれていました。

最近は体重も落ちてきて、Zwiftのレースでも少しずつ結果が出るようになっています。

そのため、自分でも知らないうちに、

「今の自分なら、このくらいで走れるのかもしれない」

と思ってしまったのだと思います。

もちろん、以前より速くなっている実感はあります。

ただし、ここで大事なことを忘れていました。

出せるパワーと、100km走で出していいパワーは違います。

FTPが239W前後なのに、序盤から260W近くで走っていれば、後半どうなるかはだいたい決まっています。

ただ、そのときの自分には分かっていませんでした。

前半はとにかく快調でした。

速度は出る。
脚も回る。
気分もいい。

「今日は調子がいい」と思いながら、そのまま走り続けました。

しかし、ロングライドの前半で感じる余裕ほど、当てにならないものはありません。

前半で使った脚は、後半になって必ず請求書を持ってきます。

しかも今回は、かなり高額でした。

後半はアップダウンの多い区間に入ります。

すでに脚はかなり削られていたはずですが、短い登りのたびにダンシングを使ってしまいました。

勢いで登り切りたい。

速度を落としたくない。

そんな気持ちで、立ち上がっては踏み、また立ち上がっては踏む。

その場ではなんとか進めますが、当然ながら脚の消耗は増えていきます。

特に疲れてからのダンシングは、ふくらはぎやハムストリングまで使います。

前半ですでに脚を使っていたところへ、さらに追い打ちをかける形になりました。

そして終盤。

ついに筋肉の在庫が底をつきました。

片脚ではなく、両脚がつりました。

もうペダルを回すだけで必死です。

休んでは走り、また脚が怪しくなっては速度を落とす。

完全にボロボロでした。

しかし、ここで終わりではありません。

自宅は山の上にあります。

つまり、どこへ走りに行っても、最後には必ず登りが待っています。

普段なら練習になる帰宅坂も、両脚がつった状態ではただの地獄です。

ひーひー言いながら、なんとか登って帰宅しました。

今日のライドでよかったことは何か。

無事に帰宅できたこと。

本当に、それだけです。

今日の流れを並べると、見事なくらいサイクリストあるあるになっています。

序盤の高速巡航で調子に乗る。

前半で脚を使いすぎる。

後半のアップダウンをダンシングで突破する。

筋肉の在庫が底をつく。

両脚がつる。

最後に自宅坂が待っている。

ここまできれいに一通りこなすのも、なかなか珍しい気がします。

念のため言っておきますが、狙ってやったわけではありません。

本気で「今日は速い」と思っていました。

本気でそのまま走りました。

そして本気で両脚がつりました。

結果だけ見るとネタのようですが、本人はまったく笑えません。

ただ、少し救いもありました。

これだけ後半に崩れたのに、今年の6月7日よりタイムは10分ほど速かったのです。

つまり、走力自体は上がっているのだと思います。

今日は速くなっていなかったのではありません。

速くなった脚を、前半で雑に使いすぎました。

言い換えると、

前より強くなった脚で、前より盛大にペース配分を失敗した。

そういうライドだったのだと思います。

今回の反省点は、はっきりしています。

序盤はサイコンを見る。

最初の1時間は意識して抑える。

後半のアップダウンに備えて脚を残す。

疲れてからダンシングを連発しない。

そして何より、

「今日は速い」

と感じたときほど、慎重になること。

次に序盤で妙に速度が出たときは、今日の帰宅坂を思い出すと思います。

あの地獄をもう一度味わいたくはありません。

今日は惨敗でした。

でも、原因は分かっています。

誰かに迷惑をかけたわけでもなく、転倒したわけでもなく、無事に帰宅できました。

なら、次から気をつければいいだけです。

そう考えると、かなり痛い失敗ではありましたが、次につながるライドにはなったと思います。

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